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夏至の光のなかで、誰かが一杯を「つくっている」――ファッションブランドが、なぜビールを醸すのか。 その問いの答えは、たぶん「売るため」ではない。

夏至の光のなかで、誰かが一杯を「つくっている」

アニエスベーのオリジナルクラフトビール「b. BEER」が、三年目の夏を迎えた。三度目となる今回、ビアスタイルそのものが変わっている。これまでのセゾンから、ドライでキレのあるラガーへ。普段クラフトビールを飲まない人の手にも、すっと馴染むように。

醸造を担うのは、山梨県のFar Yeast Brewing。掲げているのは “Democratizing beer” ——「産業化によって画一的になってしまったビールの、多様性と豊かさをもう一度取り戻す」という一文だ。効率の側ではなく、手触りの側に立つ。その姿勢は、ブランドがブランドである前に「つくる人」であろうとする態度に近い。

第一弾には、とれたての実山椒が加えられていた。第二弾では、フランス産ホップ「アラミス」とザクロの果汁。そして第三弾は、日本では珍しいフランス産ホップを軸に、赤いベリーやハーバルなニュアンスを重ねる。毎年、素材も、土地も、つくり方も少しずつ変えながら——けれど通底しているものは変わらない。「自然と共に生きる」「日常を、美しく楽しむ」。アニエスベーが長く手放さずにいる、その思想だ。

つくることは、効率を捨てる選択でもある。同じものを大量に刷る方が、ずっと速い。それでも毎年、土地の水と気候に向き合い、その年だけの一杯を立ち上げる人たちがいる。ファッションも、ビールも、結局は「どんな日常を美しいと思うか」という問いの、別々の答えなのかもしれない。

夏至の日——フランスで「Fête de la Musique(音楽の日)」と呼ばれる、一年でいちばん昼の長い一日。アニエスベー渋谷店のテラスでは、その光に合わせてDJとアコースティックライブが鳴る。一杯のビールと、街に響く音楽と、まだ沈まない太陽。つくった人の哲学は、たぶんそういう時間のなかに、いちばん素直にあらわれる。

何を飲むか、ではなく。 それを誰が、どんな思いでつくったのか。 その手触りを探しに行く夏が、また来ている。



Source: アニエスベージャパン株式会社 プレスリリース(PR TIMES) Category: VOICES Tag: クラフトビール

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